ダイエットのパーフェクトNAVIブログ:25 10 2016

15-01

国際結婚すると告げたおれに
「聞きたくない…」と
お父さんは予想通りの反応をした。

ボクも反発して
別に祝って貰わなくて結構だと言い放った。

親父は野球が好きで地元の少年野球団の監督をしており、
自らも草野球チームのエース。

一方、わしは大のトレーニング嫌い、
パパの期待を踏みにじり、
買って貰ったグローブを、大雨の中外に置き去りにした事もある。

僕とは対象的に、おとうとはスポーツ少年に育った。
わたしはお父さんがおとうとばかり気にかけていると感じ、
大学で一人暮らしを始めるまで、父親の前で素直になれなかった。

大学時代、ミーは世界中を放浪して過ごした。
そんなわたくしをずっと心配してくれたのは母親だった。
父には黙って旅に出ていたが、
お母さんは父に全て話していたらしい。

その後、あたくしが商社に内定した時、
親父はわしを行きつけの居酒屋に連れていった。

会話は少なかったが、
常連客から「ムスコさんと飲めるなんて幸せだね」と囃されて
お父さんは嬉しそうにしていた。

徐々に解れた親子の糸は、
あたしが大学時代に出会ったハンガリーの女性と
結婚すると決めたことで再び縺れてしまった。

お母さんやおとうと、婚約者のためにも
お父さんとの関係を修復しなければならない。

きのう、ボクは実家に出向いて
パパをキャッチボールに誘った。

わたしの投げる球は
父親の所まで届くのに精一杯だったが、
父の球はわしの胸元まで真っ直ぐ飛んできて
その度に手のひらがビリビリと痺れた。

最初にくちを開いたのは父だった。
「お前のやりたいようにやれ。お前より年上の人間なんて先に死んじまうんだから、
周りの理解など求めんでいい」

オレが返事をするより先に弟が来て
「仲良しじゃん」と嬉しそうに言ってきた。

おいらはボールを投げ返しながら
「親子だからな」と言ってみた。

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